基本的にインデックスファンドは、アクティブファンドのように個別ファンドによって運用成績に大差が生じるというものではないため、商品選びのポイントも非常に単純です。
商品を選択する上での単純さが、インデックスファンドのメリットともいえると思います。
もちろん、複数の投資信託会社のインデックスファンドを横一列に並べて比較すれば、多少なりとも運用成績に差があることが分かるでしょうし、運用体制なども投資信託会社によって異なります。
ですから、最低限のチェックポイントを設けて、事前に個別ファンドの良し悪しを比較・検討する必要はあります。
ここで、注意すべきポイントがあります。
まずは純資産総額の規模です。
これはインデックスファンドで長期運用をする際には、必要不可欠な要素となります。
純資産総額の規模が大きなファンドほど繰上償還リスクが低い、トラッキングエラーが生じにくいということを考えれば、純資産総額には十分注意する必要があります。
次に運用成績です。
特にトラッキングエラーがどの程度なのかを把握しておくことが肝心だと思います。
そのためには、過去一定期間における基準価額の騰落率をチェックするとともに、そのファンドが連動目標としている株価インデックスの騰落率を比較することが大切です。
たとえば、過去1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、1年、3年、5年程度の運用期間でチェックしてみます。
こうしたデータは、モーニングスターなどの投資評価会社が開示していますので、あなた自身で簡単に比較することができます。
当然、株価インデックスの騰落率と、ほぼ同じような運用成績となっているファンドほど優秀な運用をしているとみなすことができます。
ファンドを購入する際や、あるいは保有している間に必要となるコストについても比較することが大切です。
具体的には、申込手数料(販売手数料)と信託報酬に注意が必要です。
インデックスファンドの場合、どのファンドを選んでも最終的な運用成績に大差は生じません。
ですから、なるべくコストの低いファンドを選んだ方がトクをします。
加えて、マーケットの環境についてもチェックをしておく必要があります。
インデックスファンドは、いわば「マーケット全体に投資する投資信託」です。
つまり、マーケット全体の環境変化が最終的にファンドの運用成績を左右することになります。
したがって、マーケットが底値と思われるところで、インデックスファンドを購入するのが最も理想的になります。
マーケットが底かどうかを判断するためには、過去の株価インデックスの値動きを継続的にチェックしておく必要があります。
日経平均株価やTOPIXなどの推移を時系列で確認しておき、過去の水準から見て、今が底値と思われるときに購入することが肝心です。