毎月分配型の外債ファンドは、日本以外で発行される外国の証券を主に組み入れることによって運用されます。
そのリスクは大きく3つに分類されます。
1つ目は、組入れ債券のデフォルトリスクです。
先進国のソブリン債を組入れているファンドであれば、それほど心配する必要はありませんが、ファンドによっては社債を中心にポートフォリオを構築しているものもあります。
主に社債を組入れているファンドの場合、企業の経営難によって、その企業が発行している債券の元利金支払が滞る(=デフォルト)おそれがあります。
仮に、デフォルトを起こした債券を大量に組入れていた場合には、そのファンドの運用成績は大きく後退するおそれが生じてきます。
こうしたデフォルトリスクがどの程度あるのかは、組入れられている債券の平均格付け等を参考に判断しなければなりません。
2つ目は、債券の価格変動リスクです。
債券価格は金利が低下すれば値上がりしますが、逆に金利が上昇すると値下がりすることになります。
当然、ファンドを購入した後に、海外市場の金利水準が上昇傾向をたどれば、そのファンドの基準価額も値下がりするおそれが高まってきます。
価格変動リスクについては、デュレーションを参考にしてください。
デュレーションとは、金利がある一定の割合で変動した場合、債券価格が度の程度変化するかを年数で示す指標です。
仮にこれが5年だとすると、金利が1%上昇した場合、債券価格は5%値下がりすると考えることができます。
債券の価格変動リスクをできるだけ最小限に抑えたいのであれば、デュレーションの短い債券を組入れているファンドを選ぶべきだと思われます。
3つ目のリスクは、為替変動リスクです。
外債ファンドの多くは外貨建てとなっています。
したがって、ファンドに集まった円資金を外貨に替えたうえで運用が行なわれます。
仮に現在の為替レートが、ファンドが外債を組み入れたときに比べて円高方向に振れていたら、当然、為替差損を被ることになりますから、ファンドの基準価額も値下がりすることになります。
もっとも、ファンドによっては為替変動リスクをヘッジしているケースもあります。
毎月分配型の外債ファンドは、為替変動リスクをヘッジせずに運用しているものが大半なのですが、もし為替変動リスクをヘッジしているファンドであれば、為替リスクはある程度軽減されると考えられます。
外債ファンドといえば、債券に投資するということから比較的リスクが低いとイメージしがちですが、実際には一定のリスクがあります。
中でも為替変動リスクと債券の価格変動リスクについては、運用成績を大きく左右するため、要注意です。基本的に金利の上昇と円高は、外債ファンドにとっては大敵であるということを覚えておくべきです。